社長メッセージ

私たちの仕事は、主に消防用設備と呼ばれる自動火災報知設備やスプリンクラー設備、消火器等の工事やメンテナンスです。消防用設備のほとんどが壁際や天井にあるため、普段の生活の中では余程意識しないと目に入らないと思います。しかし、万が一火災が発生した場合、速やかに建物内の人々にそれを知らせ、避難をさせ、消火をするというその役割は重要で、責任がとても重いものです。
火は思っている以上に広がるスピードが早く、あっという間に命や財産など、あらゆるものを焼き尽くします。だからこそいざという時、当たり前に設備が機能することはとても大事なのです。
私たちの仕事を多くの方は知りません。また、決して目立つことはありません。ですが誰かの安心な生活を守るために無くてはならないとても大切な仕事です。誰にでも出来る仕事ではないと思います。だからこそ私たちはこの仕事にプライドを持ち、プロとして常にハイレベルなものを追求したいと思っています。
それは、例えるなら暮らしの「ヒーロー」だと考えています。私たちの仕事が誰かを助け、誰かの幸せに繋がっている。そう考えるだけでワクワクし、明日も頑張ろうと思える。そんな仕事が私たちの仕事です。

命や財産は誰にとってもかけがえのないものです。それを消防設備の業務を通じて守り、安心をお届けすることが私たちの使命です。ただ、火災が発生する時間や環境、要因は様々です。また、設備の健康状態も常に最良とは限りません。だからこそ、私たちが仕事をする時、建物の大きさや用途だけにとらわれず、建物に関わる方がどのようにその建物を使うのかを考えて様々な想定をし、火災の早期発見、迅速な初期消火、適切な避難誘導が行えるような設計や施工をすることが大切だと考えています。メンテナンスも同様で、24時間365日、何十年と使用される消防用設備が常に正常な状態であるとは限りません。年に2回しかないメンテナンスの中で異常や不具合を徹底的に洗い出し、早期改善につなげることが何より大切です。
私たちの仕事を目にするお客様はほとんどおらず、知っている方も少ないでしょう。しかし、だからこそ誰に見られていなくても、知られていなくても、防災のプロとして常に最高の仕事を提供することが大切です。それがお客様の安心につながり、“カンボウでよかった”と選んで頂くことができるのです。

世の中は常に目まぐるしく、すさまじいスピードで変化を続けています。消防設備業界でもそれは同じです。法律は複雑になり、機器もどんどん進化しています。それに対応し、お客様の期待やニーズに応えるため、関東防災工業では「HBP（ハイレベルな防災のプロ集団）になる。」というビジョンを掲げています。資格取得でこの仕事が始まり、常に学ぶことで自己の研鑽をはかり変化や進化に対応する、あるいはリードしていきます。
常に挑戦を続け、昨日の己に勝つことで未来は切り開けると確信しています。また、そういう人こそ誰かに安心を届けるヒーローを目指せると思います。私たちは常にプロとしてハイレベルな仕事を追求し、お客様にもっともっと“カンボウでよかった”を届ける為に常に挑戦し続け、HBP（ハイレベルな防災のプロ集団）を目指します。